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ヘッジファンドのブレバン・ハワード、顧客に20億ドル返還へ

アラン・ハワード氏が率いるヘッ ジファンド、ブレバン・ハワード・アセット・マネジメント(ロンド ン)が運用する最大規模のファンドが、約20億ドル(約1530億円) を投資家に返還する。269億ドルの同ファンドの規模を制限するとした 顧客への約束を守る。

ブレバン・ハワードのナギ・カウカバニ最高経営責任者(CEO) が20日のインタビューで明らかにしたところによると、同社の「マス ター・ファンド」の顧客は、同ファンドが好リターンを継続できるよ う資産規模を250億ドル程度にとどめることを望むと同社に伝えた。 同ファンドが1-8月にプラス11%の運用成績を挙げたことから、資 産が増加したという。

同CEOは「われわれは投資家に約束をした。やると言ったこと はしなければならないと考えている。そうしなれば信頼を失う」と語 った。

キャクストン・アソシエーツやSACキャピタル・マネジメント も運用するヘッジファンドの規模を制限する措置を取っている。ファ ンドの規模が過度に拡大すれば利益獲得の機会が減少するとの懸念か ら、投資家は資産規模を注視するようになっている。

ヘッジファンド顧問会社シュミット・リサーチ・パートナーズ(ロ ンドン)の創業者ジェイコブ・シュミット氏は「運用資産が一定の規 模を超えると、何をやっているかが他の市場参加者の目に見えるよう になる」と指摘。「また、売買を通じて市場に影響を及ぼし得る」との 見方を示す。

アンドルー・ロー氏が運用する資産規模100億ドルのヘッジファ ンド、キャクストン・アソシエーツは先週、顧客に対し受け付ける資 金量を制限する方針を示した。スティーブン・コーエン氏率いる運用 資産140億ドルのSACキャピタル・マネジメントは今年、旗艦ファ ンドについて、新規顧客からの資金の受け入れを停止することを決定 した。1992年に運用を開始した同ファンドは、最初の13年間は資金を 受け付けず2005年に投資資金の受け付けを再開した。

マクロファンド

関係者2人が匿名を条件に明らかにしたところによると、ジョ ン・セラー氏が率いる資産規模約25億ドルのJATキャピタル・マネ ジメント(ニューヨーク)は、当分の間ファンドのマーケティングを 停止することを決定し、来月からは新規投資資金を受け付けない方針。 関係者らによれば、同ファンドの今年の運用成績はプラス35%。

マスター・ファンドはハワード氏とトレーダーのチームが運用し ている。いわゆるマクロファンドで、世界の経済動向から利益を得る ことを目指し、通貨や金利などの流動資産に投資している。

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