NY原油時間外:3週間ぶり安値近辺-S&Pがイタリアを格下げ

ニューヨーク原油先物相場は 20日の時間外取引で3週間ぶり安値近辺での推移。スタンダード・ア ンド・プアーズ(S&P)がイタリアを格下げしたことで、欧州債務危 機が悪化し世界の燃料需要が低迷するとの見方が強まった。

原油先物相場は前日比プラスとマイナスで振れている。前日の通 常取引は2.6%下落。S&Pがイタリアの格付けを1段階落としたこと で、イタリアがユーロ圏で2番目に大きい債務負担を軽減できるのか、 不透明感が強まった。石油輸出国機構(OPEC)のバドリ事務局長は 19日、ドバイで欧州債務危機と米国の高い失業率が世界の原油需要を 圧迫していると述べた。

コモディティー・ブローキング・サービシズのマネジングディレク ター、ジョナサン・バラット氏(シドニー在勤)は「格下げは需要減に いっそう拍車を掛ける。原油は90ドル近辺で方向感が出にくくなって いる」と述べた。

原油先物10月限はシンガポール時間午前10時56分(日本時間同 11時56分)現在、2セント安の85.68ドルで推移している。前日の 通常取引は2.26ドル安の85.70ドルで引けた。終値としては8月26 日以来の安値。10月限は20日に納会を迎える。11月限は4セント高 の85.85ドル。原油相場は年初来で6.2%下落。