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スイス:今年と来年の成長率見通しを下方修正-フラン高の影響で

スイス政府は今年と来年の同国 成長率見通しを下方修正した。スイス・フランに関しては、スイス国 立銀行(SNB、中央銀行)がユーロに対する上限を設定した後も、 依然として「甚大な過大評価」を受けているとの認識を示した。

スイス経済省経済管轄局が電子メールで配布した20日の声明に よれば、今年の国内総生産(GDP)を1.9%増加、来年は0.9% 増加と予想。6月時点ではそれぞれ2.1%増、1.5%増を見込んでい た。

スイスは4-6月(第2四半期)に、2009年のリセッション (景気後退)を脱却して以来最低の成長率となり、景気減速の兆候が 強まっている。スイス中銀は今月15日、フランに設けた1ユーロ=

1.20フランの上限を防衛するとあらためて表明するとともに、政策 金利をゼロに据え置いた。20日の政府統計によると、8月の同国輸 出は前月比7%減となった。

当局は声明で「景気の弱まりやフラン高など好ましくない要因で スイス経済が一時的に足踏みする可能性がある」と分析し、「経済が 縮小する四半期もあるかもしれない。その一方で、専門家グループは スイスが深刻なリセッションに陥る可能性は小さいとみている」と論 じた。

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