欧州債(19日):ドイツ債が続伸、ギリシャ不安で-スペイン債下落

19日の欧州債市場ではドイツ 国債が続伸。ギリシャのデフォルト(債務不履行)リスクが高まる中、 国際通貨基金(IMF)と欧州連合(EU)の当局者は同国が救済融 資を受ける条件を満たせるかどうか、査定の準備を進めている。

ドイツ2年債利回りは0.50%を割り込んだ。ストックス欧州 600指数が2%余り下げ、域内で最も安全とされるドイツ国債の魅力 が高まった。欧州中央銀行(ECB)が購入していたもようだったも のの、スペインとイタリア国債は下げた。ギリシャ国債も下落。スウ ェーデンのボリ財務相がギリシャの財政目標達成への取り組みが不十 分だと発言した。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、デービッド・シュナウツ氏 (ロンドン在勤)は「悪いニュースの流れがドイツ国債を支えている」 と述べ、「同国債は堅調に推移するだろう」と続けた。

ロンドン時間午後4時37分現在、独10年債利回りは前週末比 6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.80%。13 日には1.679%まで下げ、過去最低を記録した。同国債(表面利率

2.25%、2021年9月償還)価格は0.585上げ104.070。独2 年債利回りは5bp下げ0.47%と、終値ベースで12日以来の低水 準となった。

EUとIMFの当局者はギリシャが10月に予定される次回救済 融資とその後の第2次支援を受け取る条件を満たしているどうか検証 している。当局者は今月、ギリシャの予想以上の財政赤字を受けてい ったん査定を中断していた。

ギリシャ10年債利回りは1.83ポイント上昇の23.02%、同 国の2年債利回りは6.25ポイント上げ61.38%。ギリシャ10年 債の独10年債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は1.90ポイ ント拡大し21.22%となった。

イタリア10年債利回りは前週末比9bp上昇し5.60%、スペ イン10年債利回りは6bp上げ5.35%。取引について知る関係者 3人が匿名で発言したところによると、ECBはこの日、イタリアと スペインの国債を購入した。ECBの報道官はコメントを控えた。

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