グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場 の動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は下落。指標のハンセン指数は2年ぶりの安値で引 けた。大詰めを迎えたギリシャ・ソブリン債危機が世界経済の回復を 頓挫(とんざ)させるとの懸念が背景。

時価総額で欧州最大の銀行、英HSBCホールディングス(5HK) は2.6%安。売り上げの大半を欧州で得る衣料小売りのエスプリ・ホ ールディングス(330 HK)は20%安と急落した。通期が98%減益 となったとの先週の発表を受けた投資判断の引き下げも響いた。中国 最大の海洋油田会社、中国海洋石油(CNOOC、883 HK)は原油 安を受け4%安。

ベアリング・アセット・マネジメントのマルチアセット戦略責任 者、キエム・ドゥ氏は「ギリシャの状況は大詰めを迎えている」とし て、「追加の資金が得られなければ何らかの債務減免が必要になるだ ろう。スペインやイタリア、ポルトガルへとドミノ的に波及すること もあり得る。市場はそれを恐れている」と話した。

ハンセン指数は前週末比537.36ポイント(2.8%)安の

18917.95と、2009年7月以来の安値で引けた。46銘柄中42銘 柄が下落。上昇は3銘柄、1銘柄が変わらずだった。ハンセン中国企業 株(H株)指数は同3.7%安の9866.97。

HSBCは62.90香港ドル。エスプリは9.80香港ドル。Cn oocは13.30香港ドルで終了した。

中国の銀行株は政府がインフレ抑制策を強化し金融政策を引き締 めるとの懸念を背景に下落。8月の新築住宅価格が政府の調査対象の 都市全てで上昇した。

中国工商銀工(ICBC、1398 HK)は4.2%安。中国建設銀 行(939 HK)は2.8%安、中国銀行(3988 HK)は3.4%安とな った。

【中国株式市況】

中国株は1年2カ月ぶりの安値に下落。中国の温家宝首相がイン フレ抑制策を打ち出す姿勢を示したことに加え、予定されている新規 株式公開(IPO)により既存株の需要が低迷するとの懸念が広がっ た。

中国工商銀行(ICBC、601398 CH)と保利房地産集団 (600048 CH)を中心に銀行株と不動産株が下げた。中国の8月の 新築住宅価格が70都市すべてで前年同月に比べ上昇したと発表され たことで、金融引き締め観測が強まったことが響いた。ICBCは

0.7%安の4.07元、深圳発展銀行(000001 CH)も2.4%安の

16.60元。保利房地産集団は5.3%安の10.27元。中国最大の不動 産開発会社、万科企業(000002 CH)も安い。

セメント製造・建設会社の中国中材国際工程(600970 CH)は

2.4%下落。中国水利水電建設が計画しているIPOにより他の建設 関連株から資金が逃避するとの懸念が広がった。

上海証券の塗軍ストラテジストは「予定されている大型IPO が、市場の流動性低下をもたらし、相場下落の主な要因となっている」 と指摘した。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動す る上海総合指数は前週末比44.55ポイント(1.8%)安の2437.79 で終了。昨年7月16日以来の安値。上海、深圳両証取のA株に連動 するCSI300指数は同2%安の2679.27。

【インド株式市況】

インド株式相場は4営業日ぶりに下落。景気減速兆候が見られる ものの、インド準備銀行(RBI、中央銀行)がインフレ対策で利上 げを継続するとの懸念が高まった。

時価総額でインド最大の製薬会社、サン・ファーマシューティカ ル・インダストリーズは2.6%安。一方、国内最大の乗用車メーカー、 マルチ・スズキ・インディアは2.8%上げた。スズキとフォルクスワ ーゲン(VW)の提携関係が解消された場合にスズキを買収する可能 性を排除しないとの、匿名のVW幹部の発言をドイツ誌シュピーゲル が報じたことが手掛かり。VW広報担当のミヒャエル・ブレンデル氏 は18日の電話インタビューで、スズキを独立企業と見なしていると 言明。報道についてのコメントは避けた。

ネットワース・ストック・ブローキングの調査責任者、プラカシ ュ・ディワン氏は電話インタビューで、「インフレ率は高止まりして おり、先週の燃料値上げの後でさらに上昇する公算が大きい」と述べ、 「インド中銀の来月会合では25-50ベーシスポイント(bp、1b p=0.01%)の利上げを予想している」と続けた。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種は前週末比188.48ポ イント(1.1%)安の16745.35と、12日以降で最大の値下がりと なった。先週は0.4%上げ、3週連続高となっていた。

サン・ファーマシューティカル(SUNP IN)の終値は473.50 ルピー。マルチ・スズキ(MSIL IN)は2.8%高の1140.75ルピ ーで終了した。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前週末比67.9ポイント(1.6%)安の

4081.5。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比19.16ポイント(1%)安の

1820.94。

【台湾株式市況】

加権指数は前週末比96.52ポイント(1.3%)安の7480.88。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前週末比31.81ポイント(1.1%)安の2757.23。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数は前営業日比17.81 ポイント(1.2%)安の1413.12。

【タイ株式市況】

SET指数は前週末比16.15ポイント(1.6%)安の1017.19。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前週末比80.13ポイント(2.1%)安の

3755.05。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前週末比17.82ポイント(0.4%)高の

4307.99。

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