スペイン「Aa2」格付けに疑問符-国債保証料率がブルガリア上回る

クレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)を使ってスペイン国債を保証するコストは格付けが 「Baa2」のブルガリアを上回っている。スペインの信用力が現行 の格付け「Aa2」に見合っていないことを示唆するものだ。

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスはスペイン の格付けを最上級のトリプルAから2段階低い「Aa2」にしている。 スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)による格付けも同水準の 「AA」。フィッチ・レーティングスは最上級から1つ下の「AA+」 としている。ムーディーズとS&Pによるスペインの格付けはスロベ ニアと同じだが、CDSスプレッドはスペイン債が2倍となっている。

欧州中央銀行(ECB)はスペイン債の利回りを押し下げるため 市場で購入している。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グ ループ(RBS)のストラテジスト、ハービンダー・シアン氏は「格 付け会社は現実から目をそらしている」と指摘。「中銀が市場で国債 を買い支えなければならない国がダブルAの格付けを持っていること は、格付けプロセスの何かがひどく間違っていることを示すものだ」 と指摘した。

スペインの10年国債利回りは6.46%にまで上昇し、ECBは 8月8日にスペイン債購入を開始した。CMAによれば、スペイン債 の9月19日の保証コストは390ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)を付け、ブルガリアの329bpを上回った。

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