ECBのリイカネン氏:ユーロ圏の景気リスクは「著しく」下向き

欧州中央銀行(ECB)の政策 委員会メンバー、フィンランド中銀のリイカネン総裁は19日、ユー ロ圏の経済成長に対するリスクは「著しく」下向きの見解を示した。

リイカネン総裁は声明で「9月の政策決定会合で、ECB政策委 員会は金融政策スタンスを変更しないことを決めた」と説明した上で、 「政策委はユーロ圏の経済活動に対するリスクの見方は変えた」と述 べ、「経済成長へのリスクは著しく下向きだ」と付け加えた。ECB が8日に公表した声明では、景気の下振れリスクに関して「著しい」 という表現は用いなかった。

同総裁はまた、欧州の債務危機は「システム全体」に影響を及ぼ し、世界経済には大きく減速するリスクがあるとも指摘。「景気減速 を予測されている通りに一時的にとどめるには、信頼感を迅速に押し 上げる必要がある」と論じた。

ECBは今月、政策金利を1.5%に据え置いた。ユーロ圏の今 年の成長率については1.6%との見通しを示し、従来予測の1.9% から引き下げた。

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