今週の米経済:着工件数と中古販売、住宅市場の低迷依然継続を示唆か

今週発表される8月の米中古住宅 販売は今年最低水準付近にとどまり、同月の住宅着工件数は3カ月ぶ りの低水準に落ち込んだもようだ。

ブルームバーグがエコノミスト59人を対象に行なった調査では、 8月の中古住宅販売は前月比1.7%増の年率換算475万戸が見込まれ る。7月は8カ月ぶり低水準だった。中古住宅販売統計は、全米不動 産業者協会(NAR)が21日に発表する。20日に米商務省が発表す る8月の住宅着工件数は同2.3%減が見込まれている。

雇用の伸び悩みと不動産価値の下落、差し押さえ物件の増加が、 引き続きホブナニアン・エンタープライゼズなど住宅建設業者にとっ て重しとなり、住宅用不動産の持続的な回復を妨げることになってい る。連邦準備制度理事会(FRB)は今週の連邦公開市場委員会(F OMC)で景気回復と鈍い労働市場のてこ入れに向け追加策が必要か 協議する。

ネーションワイド・ミューチュアル・インシュアランスのチーフ エコノミスト、ポール・バルー氏は「住宅部門は年内に底を打った後、 かなり低水準での横ばい状況が見込まれる」と語った。

8月の住宅着工件数は年率換算59万戸と、過去2番目の低水準だ った2010年の58万7000戸とほぼ同水準が見込まれる。住宅着工件数 は09年に55万4000戸と、統計が開始された1959年以来の最低を記 録している。

その他の指標では、米民間調査機関コンファレンス・ボードが22 日に発表する8月の米景気先行指標総合指数(LEI)は前月比0.1% 上昇が見込まれる。7月は同0.5%上昇だった。

20-21日に開催されるFOMCでは、景気刺激に向けて新たな政 策が示される可能性がある。バーナンキFRB議長は今月上旬ミネア ポリスで、景気回復に向け利用可能な手段について議論し、必要に応 じて実行する用意があると述べている。

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