欧州ソブリン債保証コスト、5日ぶり上昇-会議成果なくギリシャ不安

19日のクレジット・デフォル ト・スワ ップ(CDS)市場では、欧州ソブリン債の保証コストが5営業日ぶりに上 昇した。欧州の指導者らが危機打開に向けた新たな合意を打ち出せなかった ことを背景に、ギリシャがデフォルト(債務不履行)する確率が高まったと の認識が広がった。

西欧の国債15銘柄のCDSスプレッドから成るマークイットiTra xx・SovX西欧指数はロンドン時間午前9時半(日本時間午後5時半) 現在、13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の338bp。12 日に付けた過去最高の354bpに迫っている。CMAによれば、ギリシャ国 債のCDSは5年以内の債務不履行の確率94%を織り込んでいる。

ギリシャが第1回支援策から10月に受け取る予定となっている6回目 の融資と、第2回支援策を確実にするための条件を満たせないとの懸念が市 場で高まっている。2日にわたる欧州連合(EU)財務相・中央銀行総裁会 合は17日に終了。EUと国際通貨基金(IMF)のギリシャ調査団は、ギリ シャのベニゼロス財務相とこの日に電話会議を行う。

みずほインターナショナル(ロンドン)の信用ストラテジスト、アンケ・ リヒター氏は「会議はほぼ何の成果もなく終了し、明らかに市場を失望させ た」と述べ、「これは、不確実な状態が当面継続することを意味する。ギリシ ャは第1次救済融資の次回分実行がなければ10月初めにも資金が底をつく からだ」と解説した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE