欧州株(19日):反落、ギリシャ・デフォルト懸念再燃-銀行株下げる

19日の欧州株式相場は反落。 ストックス欧州600指数の上昇は先週末までの4日連続で止まった。 ギリシャがデフォルト(債務不履行)回避に欠かせない救済融資を受 けられないとの懸念が再び浮上した。

ドイツ銀行を中心に銀行株が安い。ドイツで18日行われたベル リン特別市選挙で、メルケル首相の連立与党が敗北したことが影響し た。商品市場で非鉄金属と原油が値下がりし、鉱業株や石油株も下げ た。フランスのタイヤメーカー、ミシュランは6%安。モルガン・ス タンレーによる投資判断引き下げを嫌気した。

ストックス欧州600指数は前週末比2.3%安の224.96で終了。 先週は2.5%値上がりしていた。欧州の債務危機で景気回復がリス クにさらされているとの懸念で、今年2月17日に付けた年初来高値 を23%下回っている。

EFGアセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、 セイレシュ・ブンディア氏(ロンドン在勤)は「次回ギリシャ融資の 実行に向けた政治的な意思はある」と指摘した上で、「ギリシャが緊 縮措置の一部を達成できるかという点を考えると、疑問が沸いてくる」 と語った。

先週はドイツとフランスの首脳がギリシャが今後もユーロ圏にと どまるとの認識で一致。欧州中央銀行(ECB)が域内銀行にドル資 金を十分に供給するため、米連邦準備制度理事会(FRB)など世界 の中銀と協調するとも発表し、これらを支援材料に世界の株式相場が 上昇した。

19日の西欧市場では、全18カ国で主要株価指数が下落。この 日はギリシャが10月に予定される支援を受ける条件を満たせるのか 見極めるため、欧州連合(EU)や国際通貨基金の査察団が同国のベ ニゼロス財務相と電話会議を行う。

ドイツ銀は4.5%安の23.96ユーロで終了。コメルツ銀行は

4.1%下げて1.69ユーロ。世界最大の鉱山会社、英・オーストラリ ア系BHPビリトンは3.4%下落の1935ペンスとなり、同2位の英 豪系リオ・ティントは3.3%下げて3505ペンスで取引を終えた。石 油株では仏トタルが1.8%安の32.16ユーロ。英BPは1.5%安の

407.4ペンス。ミシュランの終値は45.53ユーロ。