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欧州株(16日):4日続伸、債務危機への対応を期待-エルメス安い

16日の欧州株式相場は4営業 日続伸。この日はポーランドで欧州財務相会合が開かれ、債務危機対 応策の実施方法などが協議された。

オランダの金融サービス最大手、INGグループを中心に保険株 が高い。スイスの薬剤メーカー、ロンザ・グループは4.9%高。シ ンガポールでの上場計画が好感された。フランスの高級ブランド、エ ルメス・インターナショナルは4.8%の値下がり。裁判所はエルメ スの創業者一族に対し、買収防衛を目的とした持ち株会社の設立を認 めた。

ストックス欧州600指数は前日比0.6%高の230.16で終了。 前週末からは2.5%値上がりした。今週はドイツとフランスの首脳 がギリシャが今後もユーロ圏にとどまるとの認識で一致したほか、欧 州中央銀行(ECB)が域内銀行にドル資金を十分に供給するため、 米連邦準備制度理事会(FRB)や日本銀行など世界の中銀と協調す ると発表。市場に安心感をもたらした。

バーダー銀行(フランクフルト)の調査責任者、ロバート・ハル ベル氏は「流動性の枯渇がないのは良いニュースだ」と指摘。「また、 ギリシャが少なくとも当面はユーロ圏にとどまると聞いて市場はほっ とした。だが、銀行問題の持続的な解決には程遠い」と付け加えた。

この日の西欧市場では、18カ国中15カ国で主要株価指数が上 昇。ストックス欧州600は今年2月17日に付けた年初来高値を 21%下回っている。ブルームバーグの集計データによれば、指数構 成銘柄の株価収益率(PER、予想収益ベース)は約9.7倍と、 2009年3月以来の低水準に近い。

INGは4.4%高の5.32ユーロで終了。今週全体では8.2% の値上がり。保険株指数は1%上げた。ロンザは56.55スイス・フ ランと、約1カ月ぶり高値で取引を終えた。エルメスは約1カ月ぶり 大幅安となり、255.55ユーロとなった。

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