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ユーロ圏:追加景気刺激の可能性排除-米財務長官と会合

欧州の財務相らは勢いを失い つつある域内経済にてこ入れするための財政出動の可能性を否定し た。15日に欧州中央銀行(ECB)が発表したドル資金供給措置に 加えた銀行支援の意向も示唆しなかった。

ユーロ圏の財務相らは16日、ガイトナー米財務長官を交えた 会合で、ユーロ圏諸国には減税や歳出拡大による景気刺激策を実施 する余力はないとの考えを示した。

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のユンケル議長(ルク センブルク首相兼国庫相)はポーランドのウロツワフで開催された 米・ユーロ圏財務相会合を終えて記者団に対し、「財政出動を伴う 景気刺激について、われわれは米国側と見解を異にすることがたび たびある」とし、「ユーロ圏では新たな景気刺激財政パッケージを 開始する裁量余地があるとは思われない。不可能だろう」と語った。

ユーロ圏危機をめぐる会合に初めて出席したガイトナー長官は、 欧州では各国政府と中央銀行の「意見対立が続いている」ために、 経済の土台を強化できずにいるという印象を受けると指摘した。欧 州は問題を解決することを「選ばなければならない」と語った。

米国から講義とは「奇妙」

ガイトナー長官は欧州の救済基金である4400億ユーロ規模の欧 州金融安定ファシリティー(EFSF)拡充を求めたが、欧州からの 反応は冷ややかだった。

ユンケル議長は「ユーロ導入国以外の国とEFSFの拡充につい て協議しない」と言明。ドイツのショイブレ財務相は「非常に内容が 濃いが友好的な議論」だったと述べ、オーストリアのフェクター財務 相は、債務総額がユーロ圏よりも多い米国から講義を受けるのは「奇 妙だ」と指摘した。

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