ガイトナー米財務長官:欧州は自らの運命を他者に委ねず結束を

ガイトナー米財務長官は、欧州 は自らの運命が金融市場や国際通貨基金(IMF)への資金拠出国の 手に委ねられることを避けるため、債務危機を解決することを選ばな ければならないと発言した。

ガイトナー長官はポーランドのウロツワフで開催の財務相会合で、 「欧州が問題を解決することの重要性を何よりも明白にするのは、欧 州がその運命をIMFへの資金拠出国やIMF以外の資金提供者の手 に委ねることを望まないという事実だ」と語った。

同長官はまた、欧州指導者は結束して危機の波及と景気後退の 「長期化」の阻止に努める必要があると指摘した。長官はこの日、ユ ーロ圏財務相会合に出席するためワシントンから現地入りした。欧州 財務相会合への出席は今回が初めて。

ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念の再燃を背景に、今週 はユーロと欧州債の売りが膨らんだ。欧州首脳は7月に合意した第2 次ギリシャ救済について実施方法を決定できずにいる。

「非常に有害」

ガイトナー長官は、危機解決には協調が不可欠であり、各国政府 と欧州中央銀行(ECB)の間で「葛藤」が続いていることは「外か ら見て非常に有害だ」と指摘。欧州がもっと迅速に行動し、リセッシ ョン(景気後退)を回避できるよう、米国はあらゆる協力を惜しまな いと言明した。

さらに「欧州の金融問題は域内の資金力で十分対応できるもので あり、自ら対応するという決断が必要とされているにすぎない」と付 け加えた。

同長官はまた、欧州はデフォルト連鎖の脅威を絶ち、ユーロを離 脱する国が出るような憶測をなくすよう行動する必要があると指摘。 そのような憶測は市場に悪影響を与え、欧州資産の売り浴びせにつな がると警告した。

各国政府がそのような脅威を「確実に取り除く」ことができなけ れば、「市場はそのような発生の可能性が低いイベントに対してヘッ ジをかけなければならなくなり、これまで積み上げてきた強さを完全 に損なってしまうだろう」との懸念を示した。

原題:Geithner Says EU Must Avoid Leaving Its

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