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リスク回避で金利は低位安定続くとの見方が大勢-特別参加者会合

財務省は16日、証券会社や銀行の 関係者で構成する国債市場特別参加者会合を開催し、最近の国債市場 動向などについて意見交換した。参加者からは海外要因を受けてリス ク回避的な動きにより、国内金利は低位安定した状況が続くとの見方 が大勢を占めた。財務省幹部が会合後の記者説明で明らかにした。

長期金利の指標とされる新発10年物国債利回りは8月半ばに約 9カ月ぶり低水準となる0.97%まで低下。その後も節目の1%付近で 推移しており、16日は1.005%で終了。こうした金利の低位安定した 状況が続く背景として、参加者からは米国経済の先行き不透明感、欧 州債務問題、新興国の景気減速などの海外要因を挙げたという。

一方、東日本大震災の本格復興に向けた今年度第3次補正予算に よる国債増発について、具体的な議論はなかったとしている。

10-12月期の国債買い入れ消却に関しては、現行の規模を維持す べきとの意見が多かったという。7-9月期は、15年変動利付債は 6000億円、10年物価連動債1500億円。一部には10年物価連動国債の 市中残高が減っているため、買い入れ額を減額してもよいとの意見が 出た。一方、国債の流動性供給入札については、財務省からアンケー ト調査に基づき選定した対象銘柄と金額を提示したことに対して参加 者から支持を得たという。流動性供給入札は、現在毎月6000億円(入 札は月2回実施)発行している。

同省は、主要な機関投資家などで構成する国債投資家懇談会(座 長・吉野直行慶応大学教授)を20日に開催する。

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