アジア株:上昇、週間ベースの下げ幅縮小-ECBの流動性対策発表で

16日のアジア株式相場は上昇。指 標のMSCIアジア太平洋指数は週間ベースの下げ幅を縮小した。欧 州中央銀行(ECB)が世界の主要中銀と協調してユーロ圏の銀行に ドル資金を供給すると発表したことで、域内の債務危機は封じ込めら れる可能性があるとの期待が高まった。

売上高の20%を欧州で稼ぐ韓国のサムスン電子はソウル市場で

3.5%高。世界最大の鉱山会社、英・オーストラリア系BHPビリト ンは、金属相場の上昇を好感して1.6%上昇。三菱UFJフィナンシ ャル・グループを中心に日本の金融株も高い。

減益決算を15日に発表した香港の衣料小売りエスプリ・ホール ディングスは急落。このまま推移すると1997年以来の大幅安となる。 東京電力も売られた。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時16分現在、前日 比2.1%高の120.40。このままいけば、今週は0.3%安となりそう だ。日経平均株価の終値は前日比195円30銭(2.3%)高の8864 円16銭。

プラティパス・アセット・マネジメントのプラサド・パトカル氏 は「当局が目指しているのは、銀行の短期資金調達をめぐるパニック を防ぐことだ」と指摘。「当局が新たなリーマン型危機の回避に向け た予防措置を取ることを示唆する動きは何であれ、株式や商品、他の リスク資産の助けになるだろう」と述べた。