米BOA:カントリーワイド部門の破産申請も選択肢-関係者

米銀バンク・オブ・アメリカ(B OA)は、2008年に買収した住宅金融会社カントリーワイド・ファイ ナンシャルが重荷となっているが、関連訴訟の損失が同行本体の脅威 となるようであれば、カントリーワイド部門の破綻処理も検討する。 同行の戦略に詳しい4人の関係者が明らかにした。

この計画は非公開だとして関係者が匿名を条件に述べたところに よれば、BOAは法的にはカントリーワイドとは別の組織のままで、 裁判所に同部門の資産保全を求める選択肢がある。破産法の適用申請 は差し迫ったものではなく、同行幹部はこうした措置が同行の財務力 に対する懸念を生み、逆効果となる恐れがあることも認識していると いう。

クレディ・アグリコル・セキュリティーズUSAのアナリスト、 マイク・マヨ氏は、カントリーワイド部門の破綻処理について、不良 資産化した住宅ローンに絡む補償を求める原告側に対する「核のオプ ション」だと指摘する。

BOAのブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は、 少なくとも300億ドル(約2兆3000億円)を不良資産化した住宅ロー ン関連のコストとして計上している。その大半が住宅ブーム時にカン トリーワイドが貸し出したものだ。アナリストらはこうしたコストが 数年で倍増する可能性があると試算している。

マヨ氏は「そのような損失が非常に大きくなれば、BOAは内部 的にカントリーワイド部門の破綻処理の損得を少なくとも検討しない わけにいかないだろう。バズーカ砲を使う準備をするに越したことは ない」と話す。

BOAの広報担当、ラリー・ディリタ氏は同行がカントリーワイ ド部門の破産申請を検討しているかどうかはコメントできないとして いるが、「カントリーワイドの別法人としての維持は大きな痛みを被っ た」と説明した。