豪首相:メディア業界地図、政府調査では塗り替わらない見込み

オーストラリアのギラード首相は、 同政権による調査によってメディア業界の地図が塗り替わることはな いとの見方を示した。

ギラード首相の労働党政権が今週発表した同調査は、ルパート・ マードック氏率いる米メディア企業ニューズ・コープ傘下の英大衆紙 による電話盗聴事件が豪州にも波及しかねないとの懸念がきっかけと なっている。同首相はニューズ傘下のオーストラリアン紙の先月の不 適切な報道について撤回と謝罪を求め、同紙もこれに従った経緯があ る。

豪州初の女性首相であるギラード首相(49)は15日、議会採決 の合間に自身のオフィスでインタビューに応じ、「メディア業界にお けるオーナーシップを見直そうとはしていない」とし、「この国で時 間を戻し、現在の新聞業界のオーナーシップ図を塗り替えることはで きないだろう」と指摘した。首相は中国や炭素税、国際政治、女性の リーダーシップ拡大などについても語った。

ニールセンが8-10日に実施した世論調査で、ギラード首相の 支持率は過去最低の32%に低下。同首相はメディア業界の調査や炭 素税、移民関連法などで矢継ぎ早の行動を見せている。首相はインタ ビューでは「大規模な改革アジェンダ」に取り組む姿勢を示し、 2013年の選挙までに実績を積み上げることで支持率を好転できると みている。