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三菱マテ:小名浜製錬所がフル操業回復、下期の銅地金生産は2割増へ

東日本大震災で被災した三菱マテリ アルの小名浜製錬所(福島県いわき市)が完全復旧し、今月から震災前 と同水準のフル操業に入った。同社の2011年度下期(10-3月)の銅地金 生産は上期に比べて2割弱拡大する見通しだ。

銅事業カンパニーの鈴木康信執行役員が15日、ブルームバーグ・ニ ュースとのインタビューで述べた。小名浜製錬所は今月3日から100% の操業度に回復。もう一つの拠点である直島製錬所(香川県直島町)で もフル生産を続ける方針だ。

同製錬所は3月の大震災で6月末まで操業を停止。その結果、上期 の銅地金生産は月産2万1396トンと前年同期比で22%減と大幅に落ち込 んだもよう。一方、下期は月産2万4000-5000トン程度と前年同期並み の生産を見込んでおり、上期比では17%増となる。

三菱マテリアルは震災後に鉱山会社に対して契約通りに原料の銅鉱 石を調達できない不可抗力宣言(フォースマジュール)を通知した。同 宣言の解除については今後の港の復旧状況を見極めながら判断するとし て当面は継続する。ただ、同宣言を解除しなくとも個別契約によって銅 鉱石を調達できるという。

小名浜港では岸壁(バース)が一部復旧したことを受けて海外から の原料を積んだ貨物船の寄港も徐々に増加。三菱マテリアルではこれま で清水港(静岡県)で荷揚げして内航船で運搬していた銅鉱石を「今後 は基本的に小名浜港で揚げる」としている。

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