イーピーミントが新規上場、初値1700円後も上値追う-臨床試験支援

臨床試験を実施する医療施設への 支援業務を行うイーピーミントが16日、大阪証券取引所ジャスダック 市場(スタンダード)に新規上場した。初値は1700円と、公開価格の 1500円を13%上回った。その後も上値を切り上げる展開で、一時1949 円まで上昇。

いちよし証券投資情報部の宇田川克己課長は、「高くても1600円 程度と予想していた。これほど買いが集まるとは、いい意味でサプラ イズだ。来期業績に対する期待が高いということだろう」と話してい る。ただ、同社の事業内容自体は「目新しい事業ではない」とし、親 子上場も「マーケットでは歓迎されない」と指摘した。

同社は1999年12月の設立で、東京都文京区に本社を置く。親会 社は東証1部上場で、新薬の臨床試験受託業(CRO)を展開してい るイーピーエス。8月発行の目論見書によると、EPSはイーピーミ ントの筆頭株主で、保有比率は62.64%。

会社側の2011年9月期業績予想は、売上高が前期比8.7%増の44 億1000万円、純利益は2.7%減の3億4500万円。前期より取り組む 提案型営業やプロジェクト管理体制のシステム化が浸透し、震災被災 地以外を中心に順調に受注を伸ばしているが、利益面ではシステム改 修費や株式上場準備費用、資産除去債務に関する会計基準に基づく特 別損失発生などが響く。公開価格ベースの予想PERは7倍だった。

同社は上場に際し、公募により22万株の新株を発行、オーバーア ロットメント分を含み6万7500株を売り出した。調達資金の手取概算 額3億3108万円は、業務管理統合システムの開発投資と治験実施体制 の整備費用として各1億円、残りをCRCの人材確保費用に向ける。 主幹事はみずほ証券。