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欧州債:ドイツ債続落、安全求める動き後退-ECBがドル資金供給へ

15日の欧州債市場ではドイツ 2年債が4日続落。欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏の銀行にドル 資金を供給する方針を打ち出したことをきっかけに、域内で最も安全 とされるドイツ国債への需要が後退した。

独10年債利回りは5日以降で初めて2%を突破。メルケル独首 相とフランスのサルコジ大統領が14日にギリシャが今後ともユーロ 圏にとどまることを「確信」しているとの声明を発表したことから、 株式相場は反発した。ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥ると の懸念が後退し、ギリシャ国債は大幅高となった。

スペイン10年債利回りは1カ月ぶり高水準に接近。同国は39 億5000万ユーロ相当の国債入札を実施した。

ノルデア銀行(コペンハーゲン)のチーフアナリスト、ニール ズ・フロム氏は、世界各国・地域の「中銀はドル資金調達の状況に関 して先手を打った」と述べ、「金融セクターには支援材料であり、緊 張が幾分か和らいだ」ことからドイツ国債の需要が減少したと説明し た。

ロンドン時間午後3時55分現在、独2年債利回りは前日比5ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.61%。同国債 (表面利率0.75%、2013年償還)価格は0.100下げ100.270。 独10年債利回りは6bp上げ1.94%。一時は2.002%まで上昇し た。

ECBは、米連邦準備制度理事会(FRB)や日本銀行など世界 の中銀との協調の下に、期間約3カ月のドル建て流動性供給オペを3 回実施すると発表した。日程は10月12日と11月9日、12月7日。

ギリシャ2年債利回りは前日比11.17ポイント下げ63.32%。 ギリシャはすべての合意目標を満たす「決意がある」と表明した。

スペイン10年債利回りは4bp上昇の5.40%。一時は

5.44%に達し、先月8日以来の高水準に並んだ。2年債利回りは

3.75%と、前日からほぼ変わらず。

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