米住宅ローンのデフォルト通告、8月は前月比33%増-手続き加速で

米国では8月、住宅ローンの返 済が遅延している所有者に対するデフォルト(債務不履行)通告が前 月比で33%増加したことが、米リアルティトラックの調査で分かっ た。金融機関が差し押さえ手続きを加速させつつある兆候が示された。

リアルティトラックが15日発表したリポートによれば、8月の デフォルト通告は7万8880件と、9カ月ぶり高水準となった。競売 などの通告を含む差し押さえ件数は全体で前月比7%増の22万 8098件。

前年同月比でみると、差し押さえ件数は11カ月連続で減少した。 一方、デフォルト通告は前月比では4年ぶりの大幅増。リアルティト ラックは、デフォルト通告が前月比で大きく増加したことについて、 銀行が書類不備に伴う調査の解決に向け協議を続けつつも、手続きの 遅れが改善していることを示していると説明した。

リアルティトラックのシニア・バイスプレジデント、リック・シ ャーガ氏は電話インタビューで、「業界ではリセットボタンが押され つつあるようで、書類手続きの停滞がやっと解消されてきているのか もしれない」と指摘した。