ECBメルシュ氏:ユーロ共同債、AAA国の発行は可能-統合の萌芽

欧州中央銀行(ECB)政策 委員会メンバー、ルクセンブルク中銀のメルシュ総裁は15日、 財政統合への一つの段階として、ユーロ圏の最高格付け国がユー ロ共同債を発行することは可能だとの見解を示した。

メルシュ総裁はルクセンブルクでの会議で「私の意見では、 トリプルA格付け国による共同債発行は考えられない話ではな い」と述べ、「ただし、最高格付けを失った国は全ての債務を返 済しなければならないという条項付きだ。こうすれば、安定を目 標にした財政統合の萌芽になる」と説明した。

ユーロ圏17カ国の中で、オーストリアとドイツ、フランス、 フィンランド、オランダ、ルクセンブルクがトリプルA格付けを 保持している。

メルシュ総裁は、自分はソブリン債危機への解決策としてユ ーロ共同債を利用する案の「熱烈な支持者」ではないと付け加え た。2009年末にギリシャで始まった危機は、3650億ユーロ規模 の救済を必要にしたほか、通貨統合の設計の瑕疵(かし)を浮き 彫りにした。

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