EU:ユーロ圏の7-12月成長率予想を下方修正-債務危機悪化で

欧州連合(EU)は、ユーロ圏 の7-12月(下期)成長率予想を下方修正した。ソブリン債危機に よる見通しの悪化を反映させた。

EUの行政執行機関、欧州委員会の15日の発表によると、ユー ロ圏経済は7-9月(第3四半期)が0.2%成長、10-12月(第4 四半期)は0.1%成長と予想される。従来は両四半期とも0.4%成 長が見込まれていた。

ドイツの成長率予想は第3四半期が0.4%、第4四半期が

0.2%と、従来予想のそれぞれ0.5%から下方修正された。イタリア については下期のゼロ成長を見込んでいる。

レーン欧州委員(経済・通貨担当)は声明で、「欧州経済の見通 しは悪化した」とし、「ソブリン債危機は悪化し、金融市場の波乱が 実体経済の重しとなることは確実だ」と説明した。

今年通年のユーロ圏成長率予想は1.6%と前回から変わらず。ド イツの通年の成長率予想は2.9%と、従来の2.6%から上方修正し た。ユーロ圏の今年のインフレ率は2.5%を予想。従来見通しは

2.6%だった。

欧州委はイタリアの今年の成長率見通しを引き下げた一方、スペ インの予想は据え置いた。イタリアは0.7%(従来予想1%)、スペ インは0.8%成長を見込んでいる。下期はイタリアがゼロ成長、スペ インが0.1%のプラスの見込みという。

フランスの今年の予想は1.6%と従来の1.8%から下方修正。 オランダは1.7%(従来1.9%)成長の見込み。第3、4四半期に ついては、フランスとオランダはそれぞれ0.2%と0.1%成長にと どまると予想されている。

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