米大学フットボール観戦の良席には代えられない-不景気でも寄付好調

米景気が低迷する中、主要な大学 のスポーツプログラムへの寄付が増えている。寄付は2006年半ばから 10年半ばまでに24%増加した。

アトランティック・コーストやビッグ・イースト、ビッグ・テン、 ビッグ12、パシフィック12、サウスイースタンの6つの有力カンファ レンスに所属する大学の記録によると、所属する公立の54校が集めた 寄付は10年度に総額9億9800万ドル(約770億円)と、07年度の 8億500万ドルから増加した。この間に失業率は4.6%から9.5%に 上昇。S&P500種株価指数は19.5%低下し1030.71となった。カ ンファレンスは、大学のスポーツチームで構成されるリーグを指す。

資金調達担当幹部らによると、学校がファンに要請しているプレゼ ントの販売収益や、最上席のチケットを保持できることが、寄付金の水 準が維持されている理由だという。フロリダ大学のフットボールゲーム のシーズンチケットは259ドルだが、50ヤードラインに近い最上席に 座りたい観客は、さらに2450ドルを寄付する必要がある。

ゲーター・ブースターズのアソシエート・エグゼクティブディレク ター、ダグ・ブラウン氏は「ファンは、住宅ローンや自動車ローン、ガ ソリン代などの支払いを心配しながらも、ゲーターのチケットを保持す るために他の生活費を切り詰めている」と指摘。「これほど順調なのは 驚きだ」と語る。フロリダ大のフットボールチームの名称は「ゲーター ズ」。

法律事務所ハリス・ハリス・バウエルレ・シャルマ(オーランド) の創業者、スタンピー・ハリス氏(73)はゲーターズのシーズンチケッ トを1956年に初めて購入。現在は45ヤードライン近くの14席とス イート30席を保有している。席を確保するために寄付をしており、席 を手放すくらいなら他の出費を倹約すると述べた。寄付額について公表 していない。