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海外勢7週連続で日本株売り、09年3月来の連続記録-規模拡大

9月第1週(5-9日)の日本株 市場では、海外投資家が7週連続で売り越した。連続売り越し記録と しては、リーマン・ショック後の相場底入れの過程であった2009年1 月2週から3月2週にかけての9週連続以来だ。

東京証券取引所が15日に発表した第1週の投資部門別売買動向 によると、東京、大阪、名古屋3市場の1・2部合計で、海外投資家 は5341億円売り越した。売越額は前の週の491億円から大幅に拡大し、 昨年6月第2週(8562億円)以来の多さ。

大和証券キャピタルマーケッツの佐野雄一マーケットアナリスト は、「欧州債務問題の解決策がなかなか出てこないので、問題長期化を 警戒し始めた海外勢がリスクオフの動きを加速させた」と指摘する。

市場全体の売買代金シェアで7割近くを占める海外投資家が売り 姿勢を強めたことが響き、第1週の日経平均株価は週間で213円 (2.4%)安と、3週ぶりに反落した。欧州の財政危機が金融システム にも悪影響を及ぼすとの懸念が深まったほか、対ユーロでの円高進行 による採算悪化も警戒され、電機や自動車、機械など輸出関連株を中 心に下げた。

一方、国内の投資家は、信託銀行が6週連続の買い越しで、買越 額は2140億円と09年3月4週(2508億円)以来の大きさ。「株式相 場の低迷を背景に、年金のリバランスに伴う買いが継続したほか、信 託銀行経由の自社株買いも入った」と、佐野氏は見ていた。個人は2 週ぶりの買い越し(599億円)。このほか買い越したのは、証券自己 (2454億円)、事業法人(119億円)など。売り越しは、投資信託(22 億円)、生保・損保(45億円)など。

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