中信証券の香港IPO、テマセクやクウェートが株式購入へ-関係者

時価総額で中国最大の証券会社、 中信証券(Citic証券)が計画している香港での新規株式公開(I PO)では、これまでにシンガポールの政府系投資会社テマセク・ホ ールディングスやクウェートの政府系ファンド(SWF)、クウェート 投資庁などが株式を取得することで合意した。事情に詳しい関係者2 人が明らかにした。

同関係者らによれば、これまでに投資家が表明した購入額は計9 億ドル(約690億円)相当。テマセクは1億5000万ドル、クウェート 投資庁は2億ドルを購入するという。関係者らは、IPOのプロセス が部外秘であることを理由に匿名で語った。

中信証券や競合する海通証券は、海外事業拡大のための資金確保 を目指し、香港での株式公開計画を進めている。中信証券は2003年1 月に上海市場でIPOを実施。株価はこの1年で9%値上がりした。

同関係者らによれば、このほかこれまでに購入に合意した企業と その額は、米投資信託運用会社ワデル・アンド・リード・ファイナン シャル(3億ドル)、ブラジルの投資銀行BTGパクチュアル(1億ド ル)、中国の全国社会保障基金理事会(5000万ドル)、台湾の富邦人寿 保険(同)、ヘッジファンドのオクジフ・キャピタル・マネジメント・ グループ(同)。

中信証券の広報担当レイモンド・タン氏にコメントを求めている が、現時点で返答はない。テマセク広報のジェフリー・ファン氏はコ メントを控えている。