経産省古賀氏:辞職の意向-枝野経産相、ポスト与えない方針

経済産業省大臣官房付の古賀茂明氏 は15日、辞職する意向を固めた。同氏が14日に枝野幸男経済産業相に 自身の処遇を問うメールを送信したところ、15日午前に立岡恒良官房長 を通じ同氏には職務を与えないとの方針が伝えられたため。古賀氏がブ ルームバーグ・ニュースの取材に対し明らかにした。

同氏は、「経産省を退職した場合、何をやるかはまだ決めていな い」と話している。

古賀氏は1980年に東大法学部を卒業し通商産業省(現経産省)に入 省。2008年に内閣官房に設置された国家公務員制度改革推進本部事務局 審議官に就任し、当時の渡辺喜美行政改革担当相の下で公務員制度改革 に取り組んだ。

公務員改革法案では人事院や総務省などが持つ人事に関連する機能 を内閣人事局に一元化するほか、天下りのあっせんを全面禁止するとい う内容だったが、その後、官僚、労働組合の抵抗を受けて骨抜きにされ た。古賀氏も09年末に同審議官職を更迭され経産省に戻ったが、大臣官 房付として特定の職務を与えられなかった。

古賀氏はマスコミなどで、後退した政府の公務員制度改革案を批判 し、著書はベストセラーになっている。5月に出版した「日本中枢の崩 壊」の中で、持論の公務員改革のほか、電力会社と経産省との間の癒着 構造などを強く批判した。

みんなの党代表の渡辺代表は15日午後の国会本会議で「既得権や しがらみを断つためにも改革派官僚である古賀さんを起用すべき だ。仕事を与えるかどうか、伺いたい」と質問した。枝野経産相は 「国会やメディアなどで議論があることは承知しているが、個別の 人事について話すのはなじまないと考えており、本件については答え を差し控える」と述べた。

取材協力:広川高史

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