米ドリームワークスなどが魅力的なM&A候補-モーニングスター

米調査会社モーニングスターは、 企業の合併・買収(M&A)の対象として魅力的なのは、バランスシ ート上に豊富な現金を持ち株価が下落している米アニメ映画制作会 社、ドリームワークス・アニメーションSKGや米衣料小売りのアメ リカン・イーグル・アウトフィッターズなどだとの見方を示した。

モーニングスターは14日のリポートで、米国と欧州の経済をめ ぐる懸念から100億ドル(約7700億円)を超える規模のM&A案件 は来年まで先延ばしにされる可能性があるものの、時価総額が100億 ドルを下回る企業は買い手に対し、新興市場進出の足掛かりを得たり 垂直統合を進めるのに「十分な機会」を提供すると分析した。

同リポートを編集したモーニングスターのディレクター、R・ J・ホットビー氏は電話インタビューに応じ、「われわれのM&Aリ ストで、中小型銘柄の順位は急上昇している」と発言。「現在の環境 を考慮すれば、これらは比較的実現性が高いターゲットだ。依然とし てM&Aは行われるとみているが、多くは小型銘柄で全額現金の取引 となるだろう」と説明した。

ブルームバーグの集計データによると、過去1年間で発表された 100億ドルを超える25の案件のうち、6件が取りやめとなった。ホ ットビー氏は、7月の案件数が4カ月連続で前年同月比割れになった と述べた。

最も有望な13社

モーニングスターが「M&Aの最も有望な候補」としたのは、コ ンピューターネットワーク機器メーカーのリバーベッド・テクノロジ ー、アメリカン・イーグル、石油生産のサンドリッジ・エナジーなど。 候補の13社のうち、11社が時価総額50億ドル未満だった。

モーニングスターが最も買収の対象にされやすいとした企業は 以下の通り。

スイスの医薬品メーカー、アクテリオン、米軍用偵察機を製造す る米エアロバイロメント、ネットワークサービスを手掛ける米アカマ イ・テクノロジーズ、アメリカン・イーグル、米石炭会社クラウド・ ピーク・エナジー、米靴小売りチェーンのコレクティブ・ブランズ、 携帯電話サービスの米リープ・ワイヤレス・インターナショナル、分 子診断製品メーカーの米ミリアド・ジェネティクス、米石油会社レン ジ・リソーシズ、リバーベッド・テクノロジー、サンドリッジ・エナ ジー、米金融持ち株会社シノーバス・ファイナンシャル、天然ガス生 産のウルトラ・ペトロリアム。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE