商品ETPへの投資、1-7月に29%減-バークレイズ・キャピタル

コモディティーの上場取引型金融 商品(ETP)への投資が今年1-7月に29%減少した、とのリポー トをバークレイズ・キャピタルが発表した。

バークレイズ・キャピタルのアナリスト、ロクサナ・モハマディ アン・モリナ氏は電子メールのリポートで、商品ETPへの資金流入が 約78億ドル(約6000億円)と、前年同期の110億ドルから減少した と述べた。金価格は同期間中、15%上昇したほか、S&P GSCI商 品指数は8.6%上昇した。

モハマディアン・モリナ氏は「主に個人投資家が中心となるETP への投資は、公的部門の金投資意欲、実需の金への健全な需要、先物市 場の買い越しポジションの増加とは対照的な動きを示している。潜在的 に経済に打撃を与えそうな要因が増えているが、商品に連動するETP への資金流入は細っている」と述べた。

ニューヨーク市場の金先物は6日に、1オンス当たり1923.70ド ルと過去最高値を付けた。ユーロ圏と米国の景気減速が示されている ことから投資家が逃避的な動きを強めた。

バークレイズによると、1-7月に貴金属ETPへの投資は約3 分の1に減った。非鉄金属ETPの8月の資金流出量は過去最大。農産 品ETPは5カ月連続の流出超。

モハマディアン・モリナ氏は電話で、「商品市場は株式などの市 場に比べると、はるかによく持ちこたえていることを認識するのが重要 だ」と述べた。