米リーマンの主張に根拠なし、バークレイズへの5億ドル請求で-判事

2008年に経営破綻した米証券 会社リーマン・ブラザーズ・ホールディングスが破綻時の事業売却 をめぐり英バークレイズから5億ドル(約383億円)の回収を求め て訴えている問題で、米破産裁判所判事はリーマンの申し立てを退 け、バークレイズに有利な判断を下した。

リーマンは、バークレイズが事業買収の一環として従業員賞与 を20億ドル支払う必要があったが、15億ドルしか支払っていない と主張していた。マンハッタンにある破産裁判所のジェームズ・ペ ック判事は14日、リーマンの申し立てには「根拠はない」と指摘 した。

ペック判事は「バークレイズがリーマンから移った従業員に支 払った金額に関係なく、リーマンは損害を受けてはいない」と指摘。 20億ドルという金額はバークレイズが買収時に引き受けることにな っていた総報酬額の見積もりにすぎず、リーマンは事業売却のおか げで社員に賞与を支給する責任がなくなったわけであり、損害を被 っていないとの見解を示した。