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エルピーダ株が急反発、円高・市況不振への対策発表で反転を期待

エルピーダメモリ株の株価が買い 気配後に、取引増を伴って急反発している。同社の産品であるDRAM 価格の不振や円高に対応するため、台湾への生産の一部移転を視野に入 れた緊急対策を、取引開始前に発表したことが強材料。

15日の午前の株価は、前日比9.9%高の590円まで買われている。 日中上昇率としては13日に13%の記録があるが、株価水準は8月29 日の日中高値599円以来のレベル。午前9時35分現在の売買代金は63 億円と、上場株式で3位。

緊急対策では、現在の不況が続けば国内生産能力の一部を、コスト 競争力の高い台湾子会社の瑞晶電子(レックスチップ)への段階移転を 視野に入れると表明。大容量製品へのシフトや微細化の推進で付加価値 を高めることや、ドル建て取引の拡大による為替変動リスク抑制などを 盛り込んでいる。

台湾への生産移転に関しては15日付の日本経済新聞朝刊が先行報 道。日経は、エルピーダが広島工場から台湾へ移転する生産能力を4割 と伝えたが、同社は移転する場合の割合は未定としている。

ドイツ証券の宮本武郎シニアアナリストは、台湾へ段階的に生産を 移転すれば「当面生産が止まることになるので、需給が締まり価格反転 につながる」と指摘。この期待感などが買いを誘った、としている。

現在主流のDDR3と呼ばれるDRAM(容量2ギガビット、 ギ ガは10億)のスポット価格は4月1日に2.1ドルだったが、14日時点 で1.1ドルまで下落している。円高進行も響き、同社の四半期純損益は 昨年10-12月期以降、赤字を続けている。

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