英国債:10年債は3日続落-株高とECBのドル資金供給政策で

15日の英国債市場では10年債 相場が3日続落した。株高に加え、欧州中央銀行(ECB)がイング ランド銀行(英中銀)など世界の主要中銀との協調の下に、ユーロ圏 の銀行にドル資金を供給すると発表したことから、安全資産とされる 英国債の需要が後退した。

10年債利回りは2週間ぶりの高水準まで上昇。英中銀が調査報 告でインフレ期待が3年ぶり高水準に高まったことを明らかにした。 また同日発表された8月の小売売上高は落ち込んだものの、エコノミ ストほど悪化しなかった。

BNPパリバのシニア金利ストラテジスト、マテオ・レゲスタ氏 (ロンドン在勤)は英国債の下落について、「リスク志向が表舞台に 戻りつつあることが作用している」と述べ、「いつも通りのリスク資 産との逆相関関係だ」と説明した。

ロンドン時間午後4時48分現在、10年債利回りは前日比8ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.52%。一時は

2.59%まで上げ、1日以来の最高を付けた。同国債(表面利率

3.75%、2021年9月償還)価格は0.720下げ110.780。2年債 利回りはほぼ変わらずの0.55%。

ECBは、米連邦準備制度理事会(FRB)や日本銀行など世界 の中銀との協調の下に、期間約3カ月のドル建て流動性供給オペを3 回実施すると発表した。日程は10月12日と11月9日、12月7日。

英政府統計局(ONS)が同日発表した8月の小売売上高指数 (燃料含む)は前月比0.2%低下。ブルームバーグ・ニュースがま とめたエコノミスト調査では中央値で0.3%低下が見込まれていた。

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