中国は債務危機に見舞われた国の国債購入する用意ある-張氏

中国はソブリン債危機に巻き込ま れたユーロ圏の高債務国の国債を購入する用意がある。中国国家発展 改革委員会(発改委)の張暁強・副主任が15日、中国が「可能な範囲 内で」購入する考えがあることを明らかにした。

張氏は大連で開催中の世界経済フォーラム(WEF)夏季ダボス 会議で、中国として支援する用意があると語った。温家宝首相が前日 の冒頭演説で行った発言の内容を踏襲した。張氏はユーロ圏の国債購 入の可能性について詳細には触れなかったが、14日にメディアに対し て行った同様の発言内容が発改委のウェブサイト掲載されていた。

温首相は欧州高債務国への支援拡大を中国に求める声に対し、先 進諸国がまず、財政赤字削減などを通じて「自らの身辺を立て直す」 ことを求めた。世界経済の救済を中国に頼るべきではないとくぎを刺 し、中国は安定的な成長を確実なものとすることによって、世界的な 景気回復に貢献できると強調した。

張氏も15日のパネルディスカッションで、「人々は中国が世界の 景気を押し上げることを期待しているが、それは希望的観測にすぎな い」と述べ、「欧州と米国、日本がそれぞれの状況に合った正しい政策 を取り、それぞれの責任を担わなければならない」と発言。中国経済 の規模は世界の10%にも満たないが、米国と欧州、日本を合わせると 60%を上回ると付け加えた。

中国建設銀行会長で中国国家外為管理局(SAFE)の責任者を 務めた郭樹清氏はこの日フォーラムで、張氏と同様の見解を示し、世 界経済における中国の役割を過大評価してはならないと指摘。中国は 無理のない範囲で欧州諸国の国債を買うべきであり、外貨準備の投資 先の分散にもつながるとの見解を示した。

張氏は14日、中国が商業銀行を通じて保有外貨の配分を積極的に 進めているとした上で、外貨準備を重要な商品の確保や海外での資源 関連資産の取得に用いる考えを明らかにしていた。中国誌・財経が同 氏の発言内容を伝えていた。

また、国際社会が協調して適切な対策を取れば、リセッション(景 気後退)の二番底回避は可能だと主張。米国が量的緩和第3弾(QE 3)を実施すれば世界的なインフレ圧力の増大につながると警告し、 中国の今年の消費者物価上昇率が「4%を若干上回る」可能性がある との見通しを示した。

--Winnie Zhu, Li Yanping, with assistance from Mike Forsythe, Zheng Lifei and Penny Peng in Dalian. Editors: Nerys Avery, John Liu

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