【今日のチャート】通貨の「不美人コンテスト」、ユーロ下落を示唆

ユーロは通貨の「不美人コンテ スト」に優勝し、対ドルで下落する可能性がある、と豪ウエストパッ ク銀行は指摘する。債務危機を受け、欧州が米国よりもリセッション (景気後退)に陥る公算が高いためだという。

今日のチャートは、ユーロ・ドル相場(赤色)、欧州と米国の2 年債利回りの格差(白色)、クレディ・スイス・グループの指数に基 づく、トレーダーらが予想する欧州中央銀行(ECB)の向こう1年 間の政策金利の変更幅(緑色)を示している。欧州と米国の2年債利 回り格差が8カ月ぶり低水準に縮小したことを受け、ユーロは今週に 入り、対ドルで2月以来の安値に下落した。クレディ・スイスの指数 によると、先週は34ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、 2年半で最大の利下げが予想されていた。

ウエストパック銀の為替ストラテジスト、ジョナサン・ケーブナ ー氏(シンガポール在勤)は 「相対的な経済成長という観点からは、 米国は欧州よりも勢いがある」と指摘。「不美人コンテストでは、今 年はほとんど米ドルが優勝していたが、ユーロは確実に巻き返してい る」と述べた。

トレーダーらが先週予想した34bpよりも大幅な利下げを予想 したのは、2009年3月のことだった。当時は世界的なリセッションを 背景に、ユーロ・ドル相場が1ユーロ=1.2481ドルまで下落し、欧 州と米国の2年債利回り格差は29bpとなった。ユーロは12日、対 ドルで7カ月ぶり安値となる1.3495ドルまで下落。 欧州と米国の2 年債利回り格差は9日に22bpと、1月5日以来の低水準に縮小した。

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