ブラジル株:4日ぶり上昇、欧州危機の不安後退-鉄鋼株が高い

14日のブラジル株式市場では、指 標のボベスパ指数が4営業日ぶりに上昇。欧州債務危機への不安が後 退し、世界経済の見通しが改善した。鉄鋼株は業界再編への観測で値 上がりした。

世界最大のパルプメーカー、フィブリア・セルロージは6週間ぶ りの高値。レアル安で輸出見通しが上向いた。ブラジル2位の製鉄会 社ウジミナスと同業のジェルダウも高い。

ボベスパ指数は前日比1.3%高の56286.04で終了。同指数構成 銘柄のうち値上がりは54銘柄、値下がりは13銘柄。通貨レアルは 9営業日続落し、2005年以来で最長の下げとなった。ユーロ圏の債 務危機が深刻化する中、資本増強に向け欧州企業によるブラジルでの 利益のリパトリ(本国への資金還流)が進むとの観測が背景。

レメ・インベスチメントスで7000万レアル(約31億円)の運用 に携わるジョアン・ペドロ・ブルガー氏は「不確定要因が非常に多い ため、欧州をめぐるさまざまな観測で相場は揺れるだろう」と指摘。 鉄鋼業界は「しばらく神経質な状況が続く見通しだ」とし、業界再編 に関する報道が確認されれば、株価の大幅上昇につながる可能性があ ると語った。

フランスのサルコジ大統領とドイツのメルケル首相はこの日、ギ リシャが今後ともユーロ圏にとどまると「確信」しているとの声明を 発表した。

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