ゼーリック世銀総裁:欧州当局者は責任ある行動を、ユーロ堅持に向け

世界銀行のゼーリック総裁は、 ユーロ圏の債務危機拡大の恐れが広がる中で、域内の政策当局者はユ ーロ堅持の方針に従って行動できていないとの認識を示した。

ゼーリック総裁は14日、ジョージ・ワシントン大学で講演。事 前原稿によると、「ユーロ圏各国が通貨統合を機能させるような財政 統合や、競争力のない重債務国にもたらす影響に向き合わずに、通貨 統合を唱えるのは無責任だ」と指摘。「今や、全ての国が責任ある利 害関係者でなければならない」と言明した。

また米国について、「給付金制度での支出が持続不可能なペース で拡大していることや、成長を促進するための税制の必要性、行き詰 まっている貿易政策など基本的な問題」についての対応が不十分だと 批判した。

このほかゼーリック総裁は、日米欧の当局者は自らの経済モデル の変更を拒んでおり、そうした態度が世界経済の足を引っ張る恐れが あると指摘。当局者は「困難な決定を先延ばしにし過ぎた」と述べた。

中国については、相互依存の状況にある世界経済において「責任 ある利害関係者」になる必要があると説明。「中国には責任ある貿易 パートナーになってもらいたい」とも語った。

原題:World Bank’s Zoellick Says Euro Officials

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