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英国の投資銀行は格下げに直面、個人向け保護の勧告実施なら-S&P

英国の銀行に対し個人向け業務 を投資銀行部門の影響から保護することを求めた英銀行独立委員会 (ICB)の勧告が実施された場合、英国の投資銀行は格下げに直面 することになると、格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S &P)が指摘した。

S&Pは14日発表したリポートで、ICBの「勧告が文字通り に実施された場合、保護されない事業部分の格付けは低くなると考え ている。そのような部門は政府からの支援が減るほか、良質な資金源 も少なくなる」と説明した。

イングランド銀行(英中央銀行)の元チーフエコノミスト、ジョ ン・ビッカーズ委員長が率いるICBは12日、投資銀行と個人向け 銀行の業務間に防壁(フェンス)を設けることなどを盛り込んだ勧告 を発表、2019年までに実施することを求めた。

S&Pはバークレイズとロイヤル・バンク・オブ・スコットラン ド・グループ(RBS)、HSBCホールディングスが最も大きな影 響を受けるとの見方も示した。英国での事業がフェンスの両側にまた がることが理由。

S&Pは「勧告は英国の銀行のビジネスモデルを変えると思われ る」としている。ただ、政府と銀行の対応が現時点で予測不可能なこ とから最終的な影響やコストはまだ不明だと付け加えた。

フィッチ・レーティングスもこの日のリポートで同様の見解を示 し、勧告の影響は「総じてネガティブ」との見解を示した。ムーディ ーズ・インベスターズ・サービスは、直ちに英銀の格付けに影響する ことはないが、債券保有者には「長期的にはネガティブ」となる可能 性があるとしている。

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