アジア開銀:インドの成長率予想を下方修正、追加利上げ見込む

アジア開発銀行(ADB)は14 日、インド準備銀行(RBI、中央銀行)がインフレ抑制のため追加 利上げを行う公算が大きいとの見通しを示すとともに、同国の今年度 と来年度の経済成長率見通しを下方修正した。

ADBはこの日公表したアジア経済見通しに関する報告書で、 「RBIが高止まりするインフレへの対応に強い決意を示しているこ とから判断すると、インフレ率が中銀の目標レンジに収束するという 信頼できる証拠がみられるまで、2011年度中は一段の金融引き締めが 見込まれる」と指摘した。

また、インドの今年度(11年4月-12年3月)の成長率を

7.9%と予想し、4月時点の見通し(8.2%)から下方修正。来年度の 予想も従来の8.8%から8.3%に引き下げた。ADBは、「従来予想 より長期化した金融引き締めサイクルと、予想を上回る利上げ幅」を 理由に挙げている。一方、今年度のインフレ率見通しは従来の7.8% から8.5%に上方修正。来年度のインフレ率は6%を見込んでいる。

インド準備銀行(RBI、中央銀行)のスバラオ総裁は、16日 に開く金融政策決定会合で、欧州債務危機や米景気回復の遅れが経済 成長に及ぼすリスクと、インフレリスクとを比較検討する必要に迫ら れる。RBIは昨年3月半ば以降、政策金利であるレポ金利を計3.25 ポイント引き上げている。

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