オプション取引、ユーロに対し03年以来の弱気水準-金利政策にも注目

オプショントレーダーのユーロに 対する弱気が広がっている。今週はほぼ8年ぶりの弱気水準を示す取 引となり、欧州がソブリン債危機対応に苦しむ中でユーロの一段安を 示唆している。

ユーロのプット(売る権利)のコール(買う権利)に対する上乗 せ価格は12日、ブルームバーグがこのデータの集計を開始した少な くとも2003年10月以来の高水準に達した。ユーロ下落に賭ける取 引は上昇への賭けを上回り、その差は先週、1月以来の大きさとなり、 2週間前のいわゆるネットロングポジションが反転した。

欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は6月30日に政策金利 引き上げの必要性を示唆していたが、今月8日には景気見通しに対す る下振れリスクがあると発言し、トレーダーらの間で利上げ見通しが 後退した。

コメルツ銀行の為替ストラテジー責任者、ウルリヒ・ロイヒトマ ン氏(フランクフルト在勤)はインタビューで、「ユーロの下落基調 は止まるとみる根本的な理由が一切見受けられない」と指摘、「新た な段階に入りつつあるユーロ圏の債務危機と、ECBが危機対応でよ り積極的な役割を果たす意向を強め、金利を使って鈍い景気を支えよ うとしようとしているとの印象が組み合わされている」と述べた。

25デルタのリスクリバーサル率は12日、マイナス4.33ポイン トに達した。13日はマイナス3.87ポイント。1月14日時点ではマ イナス1.16ポイントだった。