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【個別銘柄】輸出、金融、エルピーダ、堀場、商船三井、ブリヂスト

きょうの日本株市場で、価格変動 材料が出た銘柄の終値には以下の通り。

輸出関連株:キヤノン(7751)が前日比4.1%安の3295円、日産 自動車(7201)が1.4%安の648円、コマツ(6301)は3.8%安の1730 円など。中国の温家宝首相が14日に開幕した世界経済フォーラムの演 説で、中国は欧州を支援する用意があるものの、各国は「自らの責任 で自国経済を立て直すべき」と発言。混迷する欧州債務問題への不安 が再燃した。為替市場ではユーロが対円で105円を割り込む水準まで 円高・ユーロ安が進行、関連企業の収益悪化懸念が広がった。

金融株:東証1部売買代金上位では、三菱UFJフィナンシャル・ グループ(8306)が1.8%安の325円、三井住友フィナンシャルグル ープ(8316)が1.6%安の2072円、オリックス(8591)が5.7%安の 5950円など。米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービ スは14日、仏銀行のクレディ・アグリコルの長期格付けを「Aa1」 から「Aa2」に、ソシエテ・ジェネラルの債務と預金格付けを「A a2」から「Aa3」に引き下げたため、欧州を中心とした金融シス テムへの不安が台頭、日本の金融株にも敬遠する動きが広がった。

エルピーダメモリ(6665):3.6%安の537円。みずほ証券は13 日、目標株価を従来の1200円から600円に引き下げた。投資判断「中 立」は継続。12年の供給過剰懸念などが理由としている。

堀場製作所(6856):4.1%安の2248円。ゴールドマン・サックス 証券は13日、目標株価を2520円から2430円に引き下げた。直近の半 導体製造装置受注のトレントを織り込み、11年12月期の連結営業利 益予想を従来から3.5%減額し、137億円と見込んだ。

商船三井(9104)が1.5%高の331円。クレディ・スイス証券で は14日、株価と中国による鉄鉱石輸入量の推移に高い相関性があり、 堅調な同指標から同社の足元の株価は割安と指摘した。また、ばら積 み船の国際運賃指数であるバルチック海運指数が13日の取引で前日 比1.3%上昇と4連騰し、昨年12月以来の高値水準を回復。市況の改 善傾向も好感された。

シャープ(6753):3.3%高の595円。12年3月期のインドネシア での売上高は前期比比27%増の585億円程度になる見通し、と奥田隆 司執行役員が13日に会見で明らかにした。ブラウン管テレビや洗濯機 の販売が好調なため。昨年度のシャープの新興国全体の売上高は約 2000億円で、インドネシアはそのうち約25%を占有。海外収益の伸長 を評価する買いが入った。

ソニー(6758):0.3%高の1501円。シティグループ証券は13日、 投資判断「買い」を継続した。足元では、円高と世界需要見通しの悪 化を主因に業績は悪化しているが、構造改革や他社との協業深化が進 み、今後は収益構造が改善すると予想。テレビの外注生産本格化や新 ゲーム機による成長局面入りなどで、13年3月期から業績拡大の新段 階に入ると評価している。

ブリヂストン(5108):1%高の1683円。米グループ会社がブリ ヂストンとファイアストンブランドのトラック・バス用ラジアルタイ ヤ(市販用)などの値上げを行う、と13日に発表。値上げ幅は最大8%、 実施は米国時間12日から。ドイツ証券では、今回の値上げは150億円 程度の採算改善要因になり得るとの見解を示した。

三井ハイテック(6966):4.2%安の345円。震災後の生産回復の 動きに対応、新興国向け販売も堅調で、2-7月期(上期)の連結営 業利益は従来予想を96%上回る9800万円で着地したが、震災に起因 した取引先の生産調整による操業停止期間中の固定費を特別損失処理 し、純損失は2億4600万円と従来の1億円から拡大したと13日に発 表。据え置いた12年1月通期計画未達への懸念が広がった。

サイボウズ(4776):5.7%安の1万6110円。クラウド/SaaS 型サービスの拡充や海外市場顧客の獲得に力を入れたが、連結子会社 の減少などを受け、2-7月期(上期)の連結営業利益は前年同期比 43%減の4億1400万円だった、と13日に発表したことを受けた。

タツタ電線(5809):1.8%高の335円。同社は13日、奈良県の旧 社宅遊休地を近鉄不動産に売却することで、2億5400万円の固定資産 譲渡益が発生したと発表。4-9月期(上期)に特別利益として計上 するといい、最終利益水準の上振れを好感する買いが入った。

ユニパルス(6842)3%高の644円。ファクトリーオートメーシ ョン用計測機器などの出荷が伸びており、12年9月期の連結営業利益 が今期予想比1%増の8億1000万円程度になる見通し、と14日付の 日本経済新聞朝刊が報道。来期も11年9月期と同様、年間配当30円 を維持する方針という。

アバールデータ(6918):9.6%安の506円。世界経済の不透明感 から半導体製造装置関連の受託製品の減少が懸念されるとし、12年3 月期の連結純利益予想を従来から23%引き下げ、前期比13%減の4億 3000万円を見込むと13日に発表した。年間配当計画も従来の1株当 たり24円から21円に引き下げたため、水準低下を嫌気する売りに押 された。

USEN(4842):5.6%高の57円。物流拠点やデータセンターの 統合で固定費の削減が進み、11年8月期の連結純利益が前期比約2.2 倍の23億円程度になったもよう、と14日付の日経新聞朝刊が報道。 会社側は従来、20億円を予想しており、収益改善期待が強まった。

プリンシバル・コーポレーション(3587):3%高の34円。スー パー、ドラッグストアなど小売業向け、レストランや居酒屋など飲食 店向けに店舗販売の促進、店舗送客支援システムを提供する事業を開 始する、と13日に発表。店舗へ設置した小型ディスプレイへの接触を 通じ、消費者による衝動買い、思い出し買いを促進させるという。

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