米欧の社債保証コスト低下、仏銀が資金調達懸念を否定-CDS取引

13日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、米欧企業の社債保証コストが約2年ぶ り高水準から低下した。欧州の債務危機が深刻化する中で、フランス の大手銀行が米国のマネー・マーケット・ファンド(MMF)からの 資金が減少しても十分に対応できるとの認識を示したことが手掛かり。

マークイット・グループによれば、北米企業の信用リスクの指標 であるマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、ニュー ヨーク時間午後4時47分(日本時間14日午前5時47分)現在、4.4 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の131.5bp。投資適 格級の欧州企業125社で構成するマークイットiTraxx欧州指数 は9.2bp下げて190.1bp。

JPモルガン・チェースによると、欧州の銀行・保険25社の優先 債のCDSスプレッドに連動するマークイットiTraxx金融指数 は過去最高の終値から15bp低下して299bp。劣後債の指数は14b p下げて536bp。

時価総額で仏銀2位のソシエテ・ジェネラルのフレデリック・ウ デア最高経営責任者(CEO)は同行には「大量の流動性バッファー」 があり、米国のMMFからの資金がなくても対応できると述べた。仏 銀最大手のBNPパリバは電子メールで配布した発表文で、ドル資金 ニーズを通常通りの水準で満たしていると説明。匿名の同行幹部がド ル建ての借り入れができないと述べたとする13日付の米紙ウォールス トリート・ジャーナルの報道を否定した。

CMAによれば、ソシエテのCDSスプレッドは過去最高水準か ら下げに転じ、4.5bp低下の430.4bp。BNPは5.4bp下げて

299.3bp。