ブラジル株:続落-予想上回る小売売上高の伸びで利下げ見通し後退

13日のブラジル株式市場では、指 標のボベスパ指数が3営業日続落。7月の小売売上高が予想を上回る 伸びを示し、追加利下げの見通しが後退したことで売りが先行した。

衣料小売りのロジャス・レナーとショッピングモール運営会社の BRモールズ・パルチシパソンエスなど内需関連株が安い。ブラジル の金利先物利回りが上昇したことが影響した。時価総額で中南米最大 の銀行、イタウ・ウニバンコ・ホールディングを中心に銀行株も下落。 一方、ネット通販で同国最大手のB2Wコンパニア・グローバル・ド・ バレジョは急伸。親会社のロジャス・アメリカナスが社債発行を決定 したことが手掛かり材料となった。原油相場の上昇を受けて、石油会 社のOGXペトロリオ・エ・ガス・パルチシパソンエスも値上がりし た。

ボベスパ指数は前日比0.3%安の55543.97で終了。指数構成銘柄 のうち値上がりが22銘柄、値下がりは43銘柄。通貨レアルは0.5% 安の1ドル=1.7118レアル。

ヘッジファンドのプリンシピア・アセット・マネジメント(サン パウロ)の運用担当者、マルセロ・パイシャン氏は「インフレ問題が 悪化しつつあり、小売株と銀行株が打撃を受けている」と指摘。「ブラ ジル中央銀行は政策の方向性を市場に明確に示しておらず、中銀の行 動について見通し立てるのが難しい」と述べた。

ブラジル地理統計院がこの日発表した同国の7月の小売売上高は 前月比1.4%増加し、今年最大の伸びとなった。ブルームバーグがま とめたエコノミスト32人の予想中央値(1%増)も上回った。

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