英中銀ポーゼン氏:資産購入枠、最大1000億ポンドの拡大を

イングランド銀行(英中央銀 行)金融政策委員会(MPC)のポーゼン委員は13日、景気支援 に向けて同中銀の資産購入プログラムを最大1000億ポンド(約 12兆1700億円)拡大する必要性があるとの認識を示した。

ポーゼン委員はイングランドでの講演で、「流通市場で最低 500億ポンドの英国債購入から始めるべきだ」と語り、期間長めの 債券を中心に向こう3カ月間の実施を主張した。同委員は、「これ まではほぼ国内動向を基準に考え、さらなる量的緩和の必要性を求 めてきたが、それ以上に国外情勢による影響が大きくなり、見通し は悪化しているようだ。これを鑑みて、資産購入プログラムを750 億ポンドか、1000億ポンド拡大するべきだ」と説明した。

同委員は、企業に資金を貸し出す新しい公的機関の設立を提案し、 英国内には「金融ストレス」が存在し、リテール(個人向け)銀行業 界が「あまりにも過密化している」と指摘した。

ポーゼン委員は、「英国やその他銀行のクレジット・デフォ ルト・スワップ(CDS)のスプレッドが最近上昇している。この 状態が続いた場合、信用状況が今後極めて厳しくなることを示唆し ている」と述べた。

イングランド銀行は先週の金融政策委員会(MPC)で、資 産買い取りプログラムの規模を据え置くとともに、政策金利を過去 最低に維持することを決めた。追加刺激策を求める圧力には屈せず、 インフレ加速と低迷しつつある景気回復の間での舵取りを試みる姿 勢を示した。ポーゼン委員は2010年10月から一段の景気浮揚策 を訴えている。