8月の英インフレ率4.5%に上昇、衣料品値上がり響く-予想通り

英国では8月のインフレ率が上 昇した。衣料品や家具などの値上がりが響いた。

英政府統計局(ONS)が13日発表した8月の消費者物価指数 は前年同月比4.5%上昇。7月は同4.4%上昇だった。ブルームバ ーグ・ニュースがエコノミスト34人を対象にまとめた調査の中央値 でも4.5%上昇が見込まれていた。8月の指数は前月比では0.6% 上昇。

イングランド銀行(英中央銀行)は先週開催した金融政策委員会 (MPC)で、政策金利を過去最低に据え置いた。英中銀はインフレ 率が今後数カ月で5%に達するとの見通しを示している。ゴールドマ ン・サックス・グループやシティグループは、英中銀が景気てこ入れ で資産買い取りの緊急措置を11月までに再開すると予想している。

コメルツ銀行のロンドン在勤エコノミスト、ピーター・ディクソ ン氏は「インフレ率は英中銀が望む水準を上回っており、今後数カ月 でさらに上昇するものの、中銀は年内大半について成長を一段と重視 する戦略だ」と述べ、「先行き見通しは極めて暗い。量的緩和の議論 は高まっていくだろう」と続けた。

ONSによると、衣料品の価格は前月比3.7%上昇と、8月とし ては過去最大の伸びを記録。家庭用品は0.5%値上がりした。

小売物価指数

同時に発表された8月の英小売物価指数は前年同月比5.2%上昇 と、インフレ率は7月の5%を上回った。エコノミスト調査では

5.1%上昇が見込まれていた。住宅ローンなどを除いたベースでは前 年同月比5.3%上昇だった。