豪州の小麦輸出:過去最高水準に増加か-EU抜き世界2位の供給国に

オーストラリアの小麦輸出が 2011-12穀物年度に過去最高水準に達し、欧州連合(EU)を抜いて 世界2位の供給国となる可能性がある。そうなれば、世界の小麦価格の 抑制につながりそうだ。

豪農業資源経済科学局(ABARES)は13日、同国の2011年 10月-12年9月の小麦輸出が2040万トンに達するとの見通しを示し た。これは6月15日時点の予想を1.5%、前年を9.4%上回る水準。 生産高は2620万トンと、従来予想と変わらずで、過去最高だった10 -11穀物年度の2630万トンをやや下回るとみられている。

輸出の増加により世界の供給が増え、小麦相場の上昇が抑制される 可能性がある。米グレートプレーンズ(大平原地帯)全域が干ばつに見 舞われ穀物が被害を受けたことから、ロシアが約1年間に及ぶ輸出禁止 措置を解除した7月1日以降、小麦相場は19%高騰している。米農務 省は9月12日に発表した需給報告で、ロシアとカナダの生産が増加す るため世界の小麦在庫は来年5月31日までに1億9459万トンとなり 8月時点の予想を3%上回るとの推計を示した。