独VW会長、企業買収攻勢の終了を示唆-ポルシェやスズキとの問題で

ドイツの自動車メーカー、フォル クスワーゲン(VW)のフェルディナント・ピエヒ監査役会会長は、 独ポルシェとの合併計画やスズキとの提携がここ1週間で後退したの を受け、企業買収攻勢に幕を下ろす可能性を示唆した。

ピエヒ会長はフランクフルト国際自動車ショー開幕前日の同社の イベントで、他のブランドの買収を目指しているのかとの質問に対し、 「われわれは十分に大きい」と語った。

同会長は近年の自動車ショーで、伊フィアットの「アルファロメ オ」部門を買収したいと述べたり、傘下のブランド数を現行の10から 12に拡大することに関心を示したりしていただけに、この日の発言は 慎重さが目立つ内容だった。

スズキは12日、1年8カ月にわたるVWとの提携を解消する意向 を表明した。VWによる2225億円の出資は成果を生み出さず、両社は 提携の在り方をめぐり対立していた。VWは今月8日に、ポルシェと の合併計画を予定通り年内に完了することはできないと発表した。V Wは両プロジェクトに全力で取り組む姿勢を示している。

スズキの鈴木修会長兼社長は12日、VWが提携関係を維持したい としてもスズキは提携解消を目指す考えを示した。VWのマルティ ン・ウィンターコルン最高経営責任者(CEO)は、スズキとのぎく しゃくした関係を改善する方法を探るために同社との協議を計画して いることを明らかにした。

同CEOは12日、VWのイベントで記者団に対し、「われわれは まず話し合い、それから現状を把握する」と語った。