イタリア:5年債など、最大70億ユーロの国債入札へ-クレジット市場

イタリア政府は13日、最大70 億ユーロ(約7370億円)規模の国債入札を実施する。ギリシャのデ フォルト(債務不履行)懸念が高まっているとの観測で世界の市場が 混乱し、イタリア政府が12日に行った入札では平均落札利回りが大 幅に上昇している。

イタリア政府は13日、5年物国債40億ユーロ、および2018 年と2020年償還債合わせて最大30億ユーロの入札を実施する。同 国10年物国債利回りは12日に5.571%と、約5週間ぶりの高水準 となった。同日の1年物証券入札では、平均落札利回りが4.153%と 1カ月前の入札時の2.959%から上昇した。

アレッティ・ジェスティエレ(ミラノ)の債券責任者、ファブリ ツィオ・フィオリーニ氏は「市場がパニックモードにある時に、イタ リアで入札が行われるのはやや不運だ」と指摘。「借り入れコストは 高止まりする可能性が高い。イタリアの債券利回り上昇は、欧州の指 導者の問題対処能力に対する市場の信頼感の欠如を示している」と述 べた。

イタリアが抱える債務は1兆9000億ユーロと、スペインとギリ シャ、アイルランド、ポルトガルを合わせた額よりも多く、借り入れ コスト上昇の影響は大きい。イタリアは15日に145億ユーロ相当の 債券の償還期限を迎えるため、今回の入札での調達資金で一部賄うこ とになる。