ブラジル株:小幅下落、銀行株安い-レアル安で輸出関連銘柄は上昇

12日のブラジル株式市場では、指 標のボベスパ指数が小幅下落。通貨レアルが約9カ月ぶりの安値に下 落したことから輸出企業の見通しが改善した一方、銀行株が値下がり した。

製・パルプ輸出企業のフィブリア・セルロージとクラビンが高い。 世界4位の航空機メーカー、エンブラエルは1週間ぶりの大幅高とな った。一方、時価総額で中南米最大の銀行、イタウ・ウニバンコ・ホ ールディングは値下がり。米格付け会社ムーディーズ・インベスター ズ・サービスがギリシャ債の保有を理由にフランスの銀行3行を格下 げするとの観測から欧州の銀行株が下落したことが背景。MSCIブ ラジル指数を構成する10業種のうち金融株は下落率2位。

ボベスパ指数は前週末比0.2%安の55685.47で終了。一時2.6% 安まで売り込まれたが、イタリア政府は中国に対し「大量」のイタリ ア国債の売却などを打診しているとの英紙フィナンシャル・タイムズ の報道で米国株が反発した流れを受け、取引終了間際の1時間で下げ 幅を縮小した。指数構成銘柄のうち値上がりは35銘柄、値下がりは 31銘柄。通貨レアルは1.7%安の1ドル=1.7026レアルと、昨年 12月以来の安値を付けた。

レガン・アドミニストラサン・ジ・レクルソス(サンパウロ)の 運用担当者ファウスト・ゴウベイア氏は電話インタビューで、「この 日は、レアル安を好感する銘柄がボベスパ指数を支えた」と指摘。ま た、イタリアと中国に関する報道について、「イタリアにとって大き な助けとなることは間違いないだろう」と語った。

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