フェルト氏:ギリシャは債務再編へ、独政府はあらゆる選択肢を想定

ドイツ政府経済諮問委員会(5 賢人委員会)のラルス・フェルト委員は、欧州首脳らの7月の合意は ギリシャのデフォルト(債務不履行)を回避するのに十分ではないと の見解を示した。12日にブルームバーグテレビジョンのインタビュ ーで語った。

ギリシャ債については50%前後のヘアカット(債務減免)が必 要だろうとした上で、遅れるよりも今実施した方が望ましいとの見解 を示した。2012年の春または夏までに再編があると予想し、ドイツ 政府はあらゆる選択肢を想定していると語った。

フェルト氏は、ショイブレ独財務相がギリシャ債務危機悪化に備 えた緊急計画を策定したのは確実とも述べた上で、そのような計画の 存在がギリシャの行動を促すのに役立つとの認識も示した。

また、ドイツ政府は当初望まなかったような事態にも備えている はずだとして、そのような備えが無ければ無秩序に何が起きるか分か らないとも語った。

さらに、独政府は秩序立ったギリシャの債務再編について協議し ているもようだとし、再編は7月に諮問委員会が提案した内容に沿っ たもので、50%の減免を意味し、ギリシャ危機の影響が金融セクター 全体やポルトガル、アイルランド、スペイン、イタリアに拡大するの を防ぐことが目指すものだと説明。一方、「政府は起こり得る無秩序 な再編にも備える必要がある」と語った。

無秩序な再編はギリシャ政府がユーロ圏離脱を決めた場合に起こ り得るとし、「それは今もまだ考慮されているが、実行が容易だとは 思わない」として、その場合の影響は秩序立った再編の場合に比べは るかに「大きく激烈になるだろう」と述べた。ギリシャがユーロ圏を 離脱する可能性は20%未満だと付け加えた。