アジア株:下落、銀行株に売り-ギリシャのデフォルト懸念高まる

12日のアジア株式相場は下落。指 標のMSCIアジア太平洋指数が終値ベースで1年ぶりの安値に向か っている。ギリシャのソブリン債がデフォルト(債務不履行)に近づ いている恐れがあるとの観測から、債務危機が銀行システムに波及す るとの懸念が強まった。

時価総額でオーストラリア最大の銀行、コモンウェルス銀行は

4.1%安。時価総額で欧州最大の英HSBCホールディングスは香港市 場で4.7%下げている。世界最大の鉱山会社、英・豪系BHPビリト ンは、原油や金属相場の値下がりを嫌気してシドニー市場で3.9%下 落。補聴器メーカーの豪コクリアは、製品のリコール(無料の回収・ 修理)発表が響き20%安と急落した。トヨタ自動車も安い。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時55分現在、前週末 比2.3%安の118.03。このまま推移すると終値として昨年8月以来の 安値となる。

BNPパリバのアジア株調査副責任者、アーウィン・サンフト氏 (香港在勤)はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、欧 州では「状況が改善する前に恐らく一段と悪化するだろう」と指摘、 「アジアは相場の一段安が予想される。経済規模のより大きな国・地 域が今回の危機に引きずり込まれつつある」と語った。

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